人気クラウドデータサービス「Dropbox」はMac、iPhone、iPad 間でどんなデータも簡単に共有することができて便利なのですが、常にハッキングの対象となりやすいサービスとも言えます。
ユーザーが自分の大切なデータを守るためには、定期的にパスワードを変更したり、2段階認証を導入することが必要となります。
今回はモバイルアプリを使用した「Dropbox」の2段階認証を設定方法をご紹介します。
「Dropbox」の2段階認証とは?
まずは「Dropbox」の2段階認証とはどんな機能なのかをおさらいしておきましょう。公式サイトにはこんな説明が書いてあります。
2段階認証は、オプショナルですが強くお勧めする Dropbox アカウントにさらに保護のレイヤを追加するためのセキュリティ機能です。一度有効にすると、Dropbox のログイン時に、または新しいコンピュータ、携帯電話やタブレットにリンクする際に、パスワードに加えて 6 桁のセキュリティコードが要求されます。
引用:Dropbox - アカウントで 2 段階認証を有効にするには
2014年10月14日にも「Dropbox」を狙ったハッキング事件が起こったのではないかと複数メディアで報じられており、Dropboxは、ユーザーがより安全にサービスを利用するために「2段階認証」の導入を推奨しています。
モバイルアプリ認証を使った「Dropbox」2段階認証の設定方法。
まず「Dropbox」にアクセスし、ログインします。

つぎに「セキュリティ」タブを選択し、2段階認証のステータスを「有効にする」にします。

「スタートガイド」をクリックします。

「Dropbox」のログインパスワードを入力し「次」をクリックします。

セキュリティコードの受信方法を選びます。今回は「モバイルアプリを使用」を選択して進めますね。
モバイルアプリによる認証方法を選択すると、携帯電話が電波を受信していないエリアにいてもアプリ側でセキュリティコードを生成してくれるので、通信できないエリアにいるときや旅行中に便利な認証方法となっています。

画面にバーコードが表示されるので、iPhoneアプリの「Google Authenticator」をインストールし、バーコードを読み取りましょう。

「Google Authenticator」の使い方は、まず「設定を開始」→「バーコードをスキャン」の順にタップします。

先ほど表示されたバーコードに「Google Authenticator」の読み取りカメラを近づけると、Dropboxのセキュリティコードが追加されます。

「Google Authenticator」に表示されている6ケタのコードを入力し「次」をクリックします。

メインのセキュリティコードにアクセスできない場合を想定し、予備の携帯電話番号を追加しておきましょう。

緊急用バックアップコードが発行されるので、必ず控えて安全な場所に保管しておきまましょう。このコードを持っていると、2段階認証を無効にしたり、自分のアカウントにアクセスすることができるようになります。
最後に「2段階認証を有効にする」をクリックします。

これで「Dropbox」の2段階認証の設定は終了です。

今後、Dropboxにログインするときには「Google Authenticator」を起動し、このアプリに表示された6ケタの数字を入力する必要があります。

ハッキング被害に遭う前に2段階認証を導入してセキュリティ対策をしましょう!
「Dropbox」の2段階認証は、思ったよりも簡単で数分程度もあればすぐにできちゃいますよ。
「Dropbox」はとても便利で人気のあるサービスですが、クラッカーに狙われやすいサービスでもあります。
ユーザーにできる自衛手段といえば、パスワードの変更と2段階認証の導入しかありませんので、被害に遭う前に設定しておくことをおすすめします。
尚、2段階認証とあわせて「Dropbox」のパスワードを変更したいときは以下の記事を参考にしてください!