今回は「macOS Sierra」を搭載したMacで、コピー&ペーストの「ペースト」ショートカット操作ができない時の対処法をご紹介します。
「ペースト」だけができない時は「ユニバーサルクリップボード」を確認
僕は現在メインマシンを「macOS Sierrra」を搭載した「iMac Retina 5Kディスプレイモデル」、サブマシンとしてTouch Bar搭載「MacBook Pro」の2台を使っています。
この2台のうち、最近「MacBook Pro」のコピペの「ペースト」操作がうまく機能しない現象に悩まされていました。
具体的には、コピーのショートカット「command」+「c」は問題なく機能しているのに、ペーストのショートカット「command」+「v」だけができないといった症状です。
ペーストのショートカット「command」+「v」操作を数回繰り返してようやく成功、もしくはMacを再起動して一時的に症状を回避するという方法で対応してきましたが、ようやくペーストができない原因が「ユニバーサルクリップボード」にあることが判明したのでシェアしておきます。
「ユニバーサルクリップボード」は、テキスト、画像、動画のコピー&ペースト操作を、Mac・iPhone・iPadで共有できる便利な機能なのですが、これが何らの原因で競合し、うまくペーストできない症状に陥っていたようです。
ユニバーサルクリップボードをオフにする方法
「ユニバーサルクリップボード」を使用するためのハードウェアは以下の条件を満たす必要があります。
- MacBook 12インチ(2015〜)
- MacBook Air(2012〜)
- MacBook Pro(2012〜)
- iMac(2012〜)
- Mac mini(2012〜)
- Mac Pro(2013〜)
また「ユニバーサルクリップボード」をオンにするには以下の機能を有効にしていることが必要です。
- iPhoneとMacで同じ「Apple ID」でサインインしている。
- iPhoneとMacで「Bluetooth」と「Wi-Fi」をオンにしている。
- iPhoneとMacで「Handoff」をオンにしている。
以上の条件のうち、どれかひとつをオフにすれば「ユニバーサルクリップボード」をオフにすることができますが「Wi-Fi」や「Bluetooth」をオフにするとインターネットができない、Bluetooth接続のマウスやキーボードが使えなくなってしまうので、ここでは「Handoff」をオフにして「ユニバーサルクリップボード」をオフにします。
▼やり方は簡単です。まず「システム環境設定」→「一般」の順にクリックします。

▼つぎに「このMacとiCloudデバイス間でのHandoffを許可」のチェックを外すだけでOKです。

以上の設定をしてからMacのペーストのショートカット「command」+「v」が驚くほど快適になりトラブルが完全に解決しましたよ。
あとがき
以上の設定で「ユニバーサルクリップボード」と「Handoff」が利用できなくなりますが、個人的には使えなくても支障がない機能なのでこの方法で対応しています。
「ユニバーサルクリップボード」や「Handoff」よりも、ペースト操作が使えないことのほうが致命的なので無事に解決できて良かったです。
同様の症状でお悩みの方は是非「ユニバーサルクリップボード」の設定をチェックしてみてください!
以上、Macでコピペ(コピー&ペースト)ができない時の対処法でした。