今回はMac向けDVD作成アプリ「iDVD」を「OS X Yosemite」と「El Capitan」で使う方法をご紹介します。
これは驚き!「OS X El Capitan」でも「iDVD」が普通に使えた!
「iDVD」は、Appleが「OS X 10.6(Snow Leopard)」まで利用できたApple純正のDVD作成アプリです。
「OS X 10.7(Lion)」リリース以降は配布が中止され、アプリの存在自体が忘れられかけています。
現在はAmazonなどで販売されている「iLife '11」のパッケージ版を購入すると「iDVD」を入手することができますが、「Mac App Store」で購入することはできなくなりました。
「iDVD」は初心者でも使いやすく作られたアプリで、メニューやテーマも豊富に収録されていることから、各種イベントや結婚式用のDVD作成ソフトとしても重宝していました。
今でも「iDVD」を使いたいというユーザーは意外と多いはずです。
「iDVD」が配布が中止となってもう5年以上経つし、現在の「OS X El Capitan」ではさすがに使えないだろうと思い込んでいたのですが、試しに「iDVD」をインストールして使ってみたところ普通に使えることが判明したのでご紹介します。
まずは「iLife '11」のパッケージ版を用意する。
「OS X El Capitan」で「iDVD」を使うためには、まず「iLife '11」のパッケージ版を用意する必要があります。
「iLife '11」のパッケージ版には、「iPhoto '11」「iMovie '11」「GarageBand '11」のほか、「iDVD v7.1」と「iWeb v3.0.2」が収録されています。
▼次に「iLife '11」のパッケージ版をインストールします。

▼「iLife '11」のインストーラが起動するので「続ける」をクリックします。

▼「このパッケージの署名に使用された証明書は無効です…」と表示されますが、そのまま「続ける」をクリックします。

▼これで「iDVD v7.1」をインストールすることができます。

ちなみに使用しない「iPhoto」や「iWeb」などのアプリも一緒にインストールしてしまった場合は、アプリを削除すれば問題ありません。
以下のアンインストールアプリを使うと便利です。
「iDVD 7.1.2」アップデートを適用する
▼「iLife '11」のパッケージ版に収録されている「iDVD」はバージョンが7.1と古い状態なので、「iDVD 7.1.2」にアップデートする必要があります。

▼記事執筆時点でApple.comで「iDVD 7.1.2」が配布されているのでダウンロードします。
▼「iDVD 7.1.2」アップデートをインストールします。

▼「iDVD 7.1.2」インストーラが起動するので「続ける」ボタンをクリックします。

▼ちなみに「iDVD 7.1.2」はアップデートファイルなので、「iDVD v7.1」本体がないとインストールできませんのでご注意を!

▼上記の作業で「iDVD」のインストールは完了です。これでやっと「iDVD」を使うことができます。

▼「iDVD」を起動したら新規プロジェクトを作成します。

▼あとはお気に入りのテーマを選び、動画をドラッグ&ドロップしてDVDを作成するだけでOK!

▼途中でアプリが落ちたりしないか心配していたのですが、落ちることなく普通にDVDを作成することができましたよ。

あとがき
ちなみに「macOS Sierra(シエラ)」でも「iDVD」を利用したい方は「iDVD 7.1.2」アップデートファイルを捨てずにバックアップしておくことを強くおすすめします。
もしかすると、Appleがいつ「iDVD v7.1.2」のアップデートファイルの配布を中止するかわかりませんからね。
僕の環境では問題なく「iDVD」を利用できましたが、Macの環境によっては使えない場合もあるかもしれません(「OS X Yosemite」と「El Capitan」で必ず使えると保証するものではないので自己責任でお願いします)。
「iDVD」がまともに使えない場合、代替となるアプリがいくつかありますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
以上、「iDVD」を「OS X Yosemite」と「El Capitan」で使う方法をご紹介しました。