今回はMacのハードディスクの空き容量を増やす方法をご紹介します。Macのストレージの空きが少なくなってきたかな?と感じた時に以下のポイントをチェックしてみると、100GB以上の空き容量を確保できるかもしれませんよ。
ハードディスクの空き容量を増やすためのポイント
まず最初に、現時点でどれくらいストレージを消費しているのかをザックリとチェックしてみます。
▼メニューバーにあるアップルロゴ→「このMacについて」をクリックします。

▼次に「ストレージ」タブを選択すると、現在のストレージ消費量とその内訳が表示されます。

ハードディスクの整理をする前に、Macのストレージ容量がどんなファイルで消費されているのかを知っておくと、作業がはかどりますよ。
Macのストレージの使用状況をチェックした上で、以下のポイントをチェックしてみましょう。
「ピクチャ」フォルダ内にある「写真ライブラリ」を移動もしくは削除
iPhoneで撮影した写真や動画をMacの「写真.app」で管理している場合、知らないうちに「写真ライブラリ」のファイルサイズが肥大化していることがよくあります。
Finderの「ピクチャ」フォルダ内にある「写真ライブラリ」のサイズをチェックし、外付けハードディスクに移動もしくは削除(→その後、新規で「写真ライブラリ」を作成)します。

ちなみに「写真ライブラリ」を削除する場合は、重要なデータが含まれていないかどうか充分に確認してから作業するようにしてください。
僕のMacの場合、「写真ライブラリ」を整理するだけで54GBの空き容量を確保することができました。
「アプリケーション」フォルダにある不要なアプリを削除する
Macアプリも大きなファイルサイズのものが多く存在しています。

アプリのファイルサイズが大きくて、普段からあまり使用していないMacアプリがあれば「App Cleaner」を使って削除しましょう。
「ムービー」フォルダ内の動画を削除する
Macで動画をよく視聴するユーザーであれば、「ムービー」フォルダ内に不要な動画ファイルが残っていないかどうかをチェックしてみましょう。

「iTunes」の不要な「Podcast」ファイルを削除する
「Podcast」のコンテンツを購読しているユーザーは、視聴済みの不要なファイルがないかどうかをチェックします。

特に「Apple Keynote」関連の動画は、ファイルのサイズが大きいので既に視聴したものであれば削除します。
「iTunes」の不要なiOSデバイスのバックアップを削除する
Macで複数のiOSデバイスのバックアップを取っている場合、既に使用していないデバイスのバックアップが残っていることがあります。
使用していないデバイスや、他人に譲渡・売却したデバイスのバックアップを削除します。
▼まず「iTunes」を起動しメニューバーから「環境設定」をクリックします。

▼続けて画面上部にある「デバイス」タブを選択し、現在使用していないデバイスのバックアップがあれば、「バックアップを削除」ボタンをクリックすると削除することができます。

「iCloud Drive」にある不要なフォルダを削除する
複数のiOSデバイスやMacと「iCloud」経由でファイルを共有している場合、「iCloud Drive」に書類ファイルが保存されます。
既に使用していない書類ファイルがあれば整理してみましょう。

ちなみに「システム環境設定」の「iCloud」で、「iCloud Drive」のデータの保存設定を変更することができます。

「iCloud Drive」の設定を変更する場合「オプション」をクリックします。

個別のアプリごとに「iCloud Drive」にデータを保存するかどうかを設定できますので、不要なデータを「iCloud Drive」に残したくない場合は、アプリのチェックを外しておくといいですよ。

「ダウンロード」フォルダのファイルを削除する
Macの「ダウンロード」フォルダにもファイルサイズの大きなデータが残っていることがあります。不要なデータは整理してみましょう。

Finderでスマートフォルダを作成しサイズの大きなファイルを削除
以上の手順で一通りのチェックを済ませたら、Macの全体に大きなファイルサイズのデータがないかどうかを「スマートフォルダ」を使って最終チェックします。
▼やり方は簡単です。まず「Finder」→「ファイル」→「新規スマートフォルダ」の順にクリックします。

▼検索対象が「Mac」になっていることを確認し、保存ボタンの横にある「+」ボタンをクリックします。

▼「種類」を「その他」にします。

▼検索属性の「ファイルサイズ」にチェックを入れます。

▼検索の条件を「ファイルサイズ」に設定し、ファイルの大きなデータだけを集めたフォルダを作成し「保存」ボタンをクリックします。ちなみに下の画像の設定はファイルサイズを1,000MB以上に設定していますが、任意の数値で大丈夫です。

▼スマートフォルダはサイドバーに追加しておくと、いつでも利用できて便利ですよ。

▼スマートフォルダを使えば、ファイルサイズの大きなファイルをすぐに検索できるので、ストレージの整理がはかどります。

セーフブートでキャッシュを削除する
今までご紹介してきた方法と比べると、それほど大きな空き容量の確保にはつながりませんが、最後の総仕上げ的な意味も含めてシステムのキャッシュを削除すると、少しだけストレージの空き容量を確保することができます。
あとがき
以上にご紹介した方法を使えば、自分のMacの場合100GB以上の空き容量を確保することができました。
Macのハードディスク容量が少なくなってきたな?と感じたときは是非参考にしてください。