Cult of Mac によると、Appleが「OS X」にも使われているシェル(bash)に重大なバグが確認された問題(Shellshock)を受けて、脆弱性を修正するパッチを配布していると報じています。
今回、Appleから配布された「OS X bash アップデート」を自分が所有している「MacBook Pro Retina」に適用してみたので、その手順をご紹介します。
今話題の「Shellshock」ってなに?
「Shellshock」は、OS X にも使われているシェルの「bash」に重大な脆弱性が見つかった問題のことで、この脆弱性をついてリモート攻撃されたり、不正なプログラムに感染する可能性があると指摘されています。
Appleによれば、高度な使い方をしているユーザー以外は影響を受けないとしていますが、何も対策をしないのもちょっと心配ですよね。
通常のソフトウェアアップデートで修正パッチが配布されるのはまだ時間がかかるみたいなので、手動で「OS X bash アップデート」を適用してみたいと思います。
「OS X bash アップデート」の設定方法
Appleが今回配布した「OS X bash アップデート」は以下の通りです。
「OS X Mavericks」「OS X Mountain Lion」「OS X Lion」の3種類が用意されているので、手持ちのMacのOSに合わせて「OS X bash アップデート」をダウンロードしましょう。

ここでは「OS X Mavericks」を例にあげてアップデートしてみます。一応アップデートする前に、念のため「ディスクユーティリティ」を起動してアクセス権の修復をしておきましょう。

関連:Macのディスクユーティリティでアクセス権を修復する方法 | iTea4.0
つぎに「BashUpdateMavericks.pkg」をダブルクリックします。

「OS X bash アップデート インストーラ」が起動するので「続ける」をクリックします。

「大切な情報」で「続ける」をクリックします。

「使用許諾契約」で「続ける」を選択します。

「同意する」を選択します。

「OS X bash アップデート」をインストールします。

インストールはすぐに完了します。これで「OS X bash アップデート」は終了です。

念のため、もう一度「ディスクユーティリティ」を起動してアクセス権を修復しておきましょう。

一応、早めに「OS X bash アップデート」を適用しておいたほうが良いかも?!
Appleによれば「Shellshock」と呼ばれる重大なバグは、一般ユーザーには大きな影響はないとしていますが、致命的なバグであることには変わらないので早めに対策しておいたほうが良いかもしれませんね。
「ソフトウェアアップデート」でリリースされるまでにしばらく時間がかかる可能性があるので、すぐに対処したい方は自己責任で「OS X bash アップデート」の導入を検討してみてください。
source:Cult of Mac