今回は「Apple ID」のパスワードを変更する方法をご紹介します。
「Apple ID」のパスワードを変更する方法
警視庁サイバー犯罪対策課は2016年3月25日、昨年11月に摘発したプロキシサーバー業者から押収したサーバーの中から約1,800万人分のIDやパスワードが見つかったと発表しました。
不正アクセス事件、警視庁押収のサーバーに個人情報1800万件 : 日本経済新聞
記事によると流出した1,800万件のうち、約1割にあたる178万人分のIDとパスワードが「アップル」などを含む国内外31社のIDやパスワードであることがわかっています。
「Apple ID」の場合、IDとパスワードが流出しても「2ステップ認証」を有効にしておけば、第三者はログインできないようになっているので(信頼できるデバイスに送信される暗証番号がないとログインできないため)、すぐに不正利用されるリスクを抑えることができます。
しかし「2ステップ認証」を有効にしていないと、被害に遭う可能性もありますので早急にパスワードを変更する必要があります。
▼「Apple ID」のパスワード変更の手順は以下の通りです。まず「Apple ID を管理」にアクセスしログインします。

▼つぎに【セキュリティ】にある「パスワードを変更を選択します。

▼現在のパスワードと新しいパスワードを入力します。パスワードの条件は8文字以上32文字以内で、英大文字、英子文字、数字を含むものを作ります。

▲以上の設定で「Apple ID」のパスワード変更の作業はすべて完了です。
▼ちなみに上記の条件を満たすパスワードを簡単に作成するのであれば「1Password」を使うと便利ですよ!
パスワード変更後「システム環境設定」の「iCloud」パスワードも変更する
▼「Apple ID」のパスワード変更後「(Apple ID)に問題があるため、このMacをiCloudに接続できません」というメッセージが表示されるかもしれません。

▲その場合「iCloud環境設定」をクリックします。
▼先ほど変更した「Apple ID」のパスワードを入力すればOKです。

あとがき
「Apple ID」の乗っ取りや不正利用は「2ステップ認証」を有効にしておけばすぐに被害に遭うリスクは少ないですが、「2ステップ認証」をオフにしている方は定期的にパスワードを変更しておくと安全ですよ!
以上にご紹介した手順を是非参考にしてください。
ちなみに「ヤフージャパン」、「楽天」、「Twitter」のパスワードを変更したいときは以下の記事を参考にしてください。