リモートディスク機能を使って光学式ドライブを搭載していないMacでもCDやDVDを使用(共有)する方法をご紹介!この方法を使えばSuperDriveなどの外付け式ドライブがなくても、アプリのインストールやファイルの読み込みなどが可能になりますよ!
現行のMacBook AirやMacBook Pro Retinaなどのノートブックには光学式ドライブが付属していないため、単体のマシンではDVDやCDを使うことができないのですが、光学式ドライブを搭載したiMacなどのマシンをもう1台持っていれば、リモートディスク機能を使って簡単にDVDなどを読み込むことができます。
1.光学式ドライブを搭載したMacでリモートディスクの共有設定をしましょう。
まず光学式ドライブを搭載したMacから設定をしていきましょう。メニューバーにあるアップルマークをクリックし「システム環境設定」を選択します。

つぎに「共有」を選びます。

「DVDまたはCD共有」にあるチェックボックスをオンにします。一応、知らないうちにリモートディスクが共有しないように「DVDドライブの使用を許可する前に確認」にもチェックを入れておくと安心です。これで光学式ドライブを搭載したMac側での設定は終了です。このまますぐにDVDやCDを使用したいときはメディアを光学式ドライブに入れ、電源を切らずに起動したままの状態にしておいてください。

2.光学式ドライブのないMacでDVDやCDを使ってみよう。
リモートディスクの共有設定が済んだので、さっそくMacBook AirやMacBook Pro RetinaモデルでDVDを使用してみましょう。
まずDock(ドック)にあるFinderをクリックし、ウィンドウ内の左サイドバーにある「リモートディスク」を選択します。すると、先ほど共有設定を済ませたMacの名前が表示されるのでダブルクリックします。

つぎにウィンドウ内の右上にある「使用を依頼」をクリックすると…

光学式ドライブを搭載したMac側のデスクトップにDVDドライブの使用許可を求めるウィンドウが表示されるので「受け付ける」を選択します。

これですべてのリモートディスクの共有設定は完了です。光学式ドライブのないMacで、Finderのリモートディスクのウィンドウから任意のDVDもしくはCDを選択し、クリックすれば読み込みが可能になります。

Apple純正SuperDriveがなくてもDVDやCDを使用できる!
リモートディスクによるDVDとCDの共有は、光学式ドライブを搭載したMacを含む2台以上のMacを所有していることが条件になりますが、Apple純正SuperDriveがなくてもDVDに収録されたアプリケーションやファイルをインストールできて便利です!しかし、アップルによればリモートディスクによる共有であっても以下のメディアの操作はサポートしていません。
・DVDムービー
・オーディオCD
・ゲームディスク
・コピーガード (複製防止機能) がかかっているディスク
・Microsoft Windows (Boot Camp で使用) または Mac OS X などのオペレーティングシステムのインストールディスク
・CDまたはDVDの作成
source:DVD or CD sharing:リモートディスクを使う
というわけで、動画や音楽の再生、CDやDVDの作成はできないので注意しましょう。これらの操作をしたいときはSuperDriveなどの外付け式のドライブを用意してください。
売り上げランキング: 2,730
リモートディスク機能を使うには、リモートディスクをサポートするマシンであること、Mac OS X 10.4.11以降であることなどの諸条件がありますので、アップルのサポート文書もあわせて参考にしてください。
参考記事:DVD or CD sharing:リモートディスクを使う