最近はMacを標的にしたマルウェアやフィッシング被害も増えていて、セキュリティ対策なしでインターネットをすることは非常に危険です。
今回はMac初心者がインターネットをする時に知っておきたいセキュリティ対策を厳選してお届けします。
インターネットを始める前にファイアウォールの設定を済ませよう!
Macでインターネットを始める前に絶対にやっておきたいのが「ファイアウォール」の設定です。
外部からの不正アクセスを防ぐためにも必ず設定しておきましょう。
Safariで詐欺サイトにアクセスしてしまった時に警告を出すように設定しておく。
「Safari」ユーザー限定となりますが、「Safari」で詐欺サイトや怪しいサイトにアクセスしてしまった時、ユーザーに警告を出すことが可能です。
設定方法は、「Safari」の「環境設定」→「セキュリティ」タブの順に選択し「詐欺Webサイトにアクセスしたときに警告」にチェックを入れるだけでOK!
ついでに【Webコンテンツ】の「ポップアップウィンドウを開かない」にもチェックを入れておくと、怪しいサイトにアクセスしてしまったときに勝手にポップアップウィンドウを表示させることを防止することができるので、一応チェックを入れておいたほうが良いですよ。
突然ブラウザに「ウイルスが検出されました」と表示されても絶対にボタンをクリックしない!
あるウェブサイトにアクセスしたときに「ウイルスが検出されました」とか「あなたのPCは性能が著しく低下しています」などの警告メッセージを目にしたことがあるかもしれませんが、これらのメッセージのバナーを絶対にクリックしてはいけません。
突然警告のメッセージが表示されても慌ててボタンをクリックせず、冷静になってブラウザを終了させてしまいましょう。
たいていこれらのバナーは、あるソフトウェアを購入させるために販売元のウェブサイトに誘導するための悪質な広告であることが多いです。
万が一、クリックしてしまった場合はウイルス対策ツールでMac全体をスキャンして被害を受けていないかチェックしましょう。
Apple IDの2段階認証を導入してApple IDの乗っ取りや不正購入を防ぐ。
最近は「Apple ID」を不正に乗っ取られて、音楽やアプリを不正購入されるという事件も増えてきています。「Apple ID」の2段階認証を早めに導入して乗っ取りを防ぎましょう。
怪しいメールのリンクは絶対にクリックしない
Macでメールの送受信をするユーザーは多いと思いますが、大手の銀行やオンラインショップを装ったフィッシングメール被害にも注意しなければなりません。
基本的にちょっと怪しいかも?と思ったメールのリンクは絶対にクリックしないようにしましょう。
あまりにも巧妙なメールで自分だけで判断がつかない時は、フィッシングメールかどうかを調べてくれるWebサービスもあるので是非活用してみてください!
「Macは安全」は都市伝説。被害に遭う前にウイルス対策アプリを導入する。
以前、Macを標的にしたマルウェア「iWorm」が海外で猛威をふるい、17,000台以上のMacが感染したという報告がありました。
最近はMacを狙ったマルウェアも増えているので、ウイルス対策アプリなしでインターネットをするのはあまりおすすめできません。
Macで使えるウイルス対策アプリはたくさんありますが、Mac App Storeで入手できるアプリの中では、ウイルス検出力の高さで定評のあるBitdefender製の「Bitdefender Antivirus」がおすすめです。
ちなみに無料で済ませたい時は「ClamXav」あたりが良いと思います。
Macの仮想環境も無防備にしない!必ずセキュリティ対策を!
仮想環境アプリを導入すれば、Macでも「Windows」を使うことができますが、仮想環境内のウイルス対策も忘れてはいけません。
仮想環境内にウイルス対策をしないと、マルウェアの標的になる可能性が高いです。Macとは別にウイルス対策をやっておきましょう。
あとがき
無防備のMacでインターネットをしていると、いつかマルウェアやフィッシング被害、「Apple ID」の乗っとり被害に遭う可能性もあります。
上記にご紹介した設定を参考にしていただき、思わぬ被害に遭わないように快適なインターネットライフを過ごしていただきたいと思います。