iPhoneをバックアップするときに暗号化しておくと、メールアカウントやWi-Fiのパスワード、Webサイトに入力した一部のパスワードなどを含めてバックアップを取ることができます。
暗号化したバックアップは、iPhoneを復元データを使って復旧したり、機種変更で別端末にデータを移行したときに、わざわざパスワード設定をしなくてもすぐに使えるので重宝します!
設定方法は以下の通り。まず、MacとiPhoneを接続した状態で「iTunes」を起動します。
「バックアップ」の項目で「iPhone のバックアップを暗号化」にチェックを入れましょう。

最後にパスワードを入力します。このパスワードを忘れると、バックアップから復元できなくなるので、必ず控えてパスワード管理ツールなどを使って安全に管理してください。

ちなみにiTunesでバックアップされる項目は以下のものとなります。
- カメラロール (写真、スクリーンショット、保存した画像、撮影したビデオ)
- 連絡先とよく使う連絡先
- カレンダーアカウントと照会したカレンダー
- カレンダーイベント
- Safari ブックマーク、Cookie、履歴、オフラインデータ、および現在開いているページ
- Web ページの自動入力
- オフラインの Web App のキャッシュ/データベース
- メモ
- メールアカウント (メールのメッセージはバックアップされません。)
- Microsoft Exchange のアカウント設定
- 通話履歴
- メッセージ
- ボイスメールトークン
- ボイスメモ
- ネットワーク設定
- キーチェーン(メールアカウントやWi-Fiのパスワードなど)
- App Store で購入した App のデータ
- App の設定、環境設定、書類などのデータ
- App 内で購入したもの
- Game Center アカウント
- 壁紙
- 位置情報の使用を許可した App および Web サイトの位置情報サービスの環境設定
- ホーム画面の配置
- インストールされているプロファイル
- マップのブックマーク、最近の検索、およびマップに表示されている現在位置
- Nike+iPod の保存済みのワークアウトと設定
- 登録されている Bluetooth デバイス
- キーボードショートカットと保存されている変換候補
- 証明できない証明書を持つ信頼されたホスト
- Web クリップ
バックアップを暗号化するときはパスワードを忘れずに!
バックアップの暗号化はそれほど難しい操作をしなくてもすぐにできちゃうのですが、設定に必要なパスワードを絶対に忘れないようにしましょう。このパスワードがないと復元できなくなってしまうので。
やっぱり「1Password」のようなパスワード管理ツールにまとめて管理しておくのが最も安全な方法ではないかと思います。
「1Passowrd」はバージョン5以降、基本機能は無料で使えるので是非利用してみてください!