「iOS 8」の新機能として追加された「ファミリー共有」では、13未満の子どものApple ID を保護者が作成できるようになりました。
今回は「ファミリー共有」で設定するための、子ども用のApple IDの作成方法をご紹介します。
1.「ファミリー共有」ってどんな機能?
まず「iOS 8」の概要をこちらの記事で解説していますので、是非ご一読を!
iOS 8 新機能:ファミリー共有で iTunes Store、iBooks、App Storeから購入したコンテンツを家族とシェアする
2.子ども用のApple ID を作成する方法
まずiPhoneの「設定」→「iCloud」→「家族」の順に選択します。

次に画面最下部にある「お子様用のApple IDを作成します」をタップします。
続けて「お子様の Apple ID を作成する」の項目で「次へ」をタップします。

子どもの誕生日を入力し「保護者プライバシー同意書」をよく読んで「同意する」を選択します。

保護者のクレジットカードのセキュリティコードを入力し、子どもの名前を入力します。

子どもの Apple ID を作成します。このApple ID は子ども用のメールアドレスにもなります。
一度決定したApple ID は変更できないので慎重に決めましょう。

Apple ID のパスワードを決めて入力します。なるべく保護者と子どもが覚えやすいパスワードを作りましょう。
続けて子どものアカウント変更時に必要な本人確認のための質問と答えを全3問設定します。

子どもがiTunes、iBooks、App Store でコンテンツを購入するときは、必ず「承認と購入のリクエスト」を有効にしてください。
そして位置情報の共有設定をします。この設定は後からでも決めることができます。

「iOS利用規約」と「iTunes利用規約」に同意します。この時点で子ども用のApple IDは作成済みとなり、自動的に「ファミリー共有」に設定されることになります。

3.子ども用の「Apple ID」と「ファミリー共有」の設定を確認する
iPhoneの「設定」→「iCloud」→「家族」の順に選択し、先ほど設定した子どもの「Apple ID」が「ファミリー共有」に設定されているかどうか確認しましょう。
また子どものアカウントをタップし「承認と購入のリクエスト」が有効になっていることも確認しておいてください。
「承認と購入のリクエスト」が有効になっていると、子どもがコンテンツを購入する時に保護者の許可がないと購入できなくなります。

これで全ての設定は終了です。子どもにiOSデバイスを持たせる時は、子ども用の「Apple ID」を設定してあげると、自動的にファミリー共有設定済みの状態となり、保護者が購入したコンテンツ、写真やカレンダーを家族内でシェアすることができます。
また子どもがiTunesなどでコンテンツを購入するときは、保護者の同意がなければ購入できない状態となります。
コンテンツのシェアだけじゃない!子どもを守る機能も満載!
「ファミリー共有」に子ども用の「Apple ID」を設定すると、保護者が購入したコンテンツの共有のほか、写真やカレンダーもシェアできるようになります。
また「承認と購入のリクエスト」が有効になっていれば、子どもは保護者の承認がないとコンテンツを購入できないので、課金トラブルも少なくなるはずです。
さらに「友達を探す」機能と連携させれば、子どもが紛失したデバイスを探したり、子どもの所在地も把握することができます。
最近物騒な事件も多いので、子どもの安全を守るためのツールとしても活用できそうですね。
以上の設定を参考に、家族みんなで楽しくコンテンツをシェアしてください!