今回は「iDVD」の代わりとして使えるMac向けDVD作成アプリ「Toast DVD」をご紹介!動画編集アプリ「iMovie」で作成した動画をDVDに焼いて誰かとシェアしたいときに役立つアプリです。
動画に「メニュー」を付けられる!「iDVD」の代わりに使えるアプリ
追記「iDVD」を「OS X El Capitan」で使用できることを確認できました。興味のある方は是非こちらの記事もご覧ください。
最近はどの家庭にもiPhone・iPad・Macが普及していることもあって、「iMovie」で作成した動画をインターネットで簡単に共有することができますが、結婚式などのイベントをDVDに焼いて誰かにプレゼントしたり、インターネットを使っていない人に渡したいときはDVD作成アプリが必要です。
かつてAppleはDVD作成アプリ「iDVD」をリリースしていた時期もあり、タイトルメニュー付きのDVDを簡単に作成できたのですが、現在既に開発終了となってしまい使うことができません。
今回は「iDVD」の代わりとして使えるアプリを見つけたのでご紹介したいと思います。
ちなみにDVDを作成するためには「Toast DVD」以外にCD・DVDの再生・作成用の外付け光学ドライブ「Apple USB SuperDrive」を用意しておいてください。
「iMovie」で作成した動画を「Toast DVD」を使ってDVDを作成する方法
▼やり方は簡単です。まず「iMovie」を起動し、メニューバーにある「ファイル」→「共有」→「ファイル」の順にクリックして「iMovie」で作成した動画を動画ファイルとして書き出します。

▼つぎに「Toast DVD」を起動し、アプリのウィンドウ内に「iMovie」で書き出した動画ファイルをドラッグ&ドロップで追加します。

▼動画を追加するとこんな感じの表示になるはずです。特に設定を変える必要がなければ【書き込み】ボタンをクリックしてDVDを作成することができます。

▼そのままDVDを焼かずに少しカスタマイズしたい時は以下の設定を参考にしてください。
まず「メニュースタイル」を選択すると、全15種類のメニュータイトルの中から好きなメニューを選ぶことができます。「iDVD」のテーマ数ほど豊富ではありませんが、どうしてもメニューを付けたいときはこの設定から選んでみてください。

▼【フォーマット】は「DVDビデオ」と「高解像度DVD」のどちらかを選択できます。通常のDVD作成であれば「DVDビデオ」を選択すればOK!

▼【品質】は「標準」「高」「最高」「カスタム」の4種類から選ぶことが可能で、ディスク挿入時に自動再生をするなどのオプションを付けることもできます。

▼メイン画面にある【編集】ボタンをクリックすると、DVDの開始時間、再生時間、終了時間などを調整することができます。またタイトルの名称変更やチャプターの挿入・カスタマイズも可能です。

▼メイン画面の右サイドバーにある【カスタマイズ】→【ディスク】タブの順にクリックすると、ディスク名の変更、ナビゲーション、データの設定をカスタマイズできます。

▼【メニュー】タブではDVDにメニューを付けるときの設定を変更することができます。「Toast DVD」には全15種類のメニューが用意されていますが、デザインが気に入らない場合は任意の画像をメニューにドラッグすることでメニューの画像を変更することができます。

▲その他にもメニューで使用されるボタンのカラーや個数も調整できます。
▼【エンコード】タブではビデオ作成時のエンコードの速度を調整することができます。エンコードの速度によってビデオの品質も左右されるので、高品質に仕上げたいときは時間に余裕をもって作業してみてください。

▼すべての設定が完了したら【書き込み】ボタンをクリックすると、エンコードが始まります。

▼DVD作成中はMacがスリープしないように気をつけてください。

Macをスリープさせないアプリとしては以下のものがありますので必要に応じて使ってみてください。
▼しばらく時間が経つとDVDへの書き込みが終了します。DVDへの書き込みは動画ファイルのサイズが大きければ大きいほど時間がかかるので注意してください。書き込み中に「あれっ?アプリがフリーズしたかな?」と思うほど書き込み終了までに時間がかかることがありますので、時間に余裕を持ってのんびり作業してください。

▼完成するとこんな感じでメニュータイトル付きのDVDを作成することができますよ!

あとがき
「OS X El Capitan」に「iDVD」を無理矢理インストールして使うこともできますが、DVD作成中にエラーが起きたりすることもあってあまり現実的な方法ではありません。
「Toast DVD」であれば比較的安価なコストでメニュータイトル付きのDVDを焼くことができます(但しメニュータイトルは「iDVD」よりクオリティは落ちます。)。
「iMovie」で編集した動画との相性も悪くないようですし、誰かにDVDをプレゼントしたいときに役立つアプリですので、興味のある方は是非お試しください。
ちなみにアプリ内の有料アドオンを購入することでブルーレイディスクを作成することもできますので、こちらの機能に興味のある方にもおすすめですよ。