今回は高次脳機能のリハビリ、脳トレ、認知症予防に使えるiPadアプリ「高次脳機能バランサー for iPad」をご紹介します。
高次脳機能バランサーとは?
「高次脳機能バランサー for iPad」は、国立成育医療研究センター・リハビリテーション科医長の橋本圭司医師が企画した高次脳機能のトレーニングツールです。
「高次脳機能」とは、人間が日常的に生活を円滑に過ごすためのさまざまな脳の働きのことで、交通事故による頭部外傷や脳血管障害による後遺症などの病気により、高次脳機能障害となることがあります。
「高次脳機能バランサー for iPad」は、iPadを使って楽しみながら脳トレ、認知症予防、高次脳機能のリハビリができます。
使い方は簡単です。ユーザー登録をして「Start」をタップします。

つぎに見当識、遂行機能、空間認知力を鍛える「基本3種チェック」を選択します。

見当識のタスクは画面左側に表示されたカレンダーを見ながら、今日の曜日や時間などを答えていきます。

すべてのタスクを終えると、こんな感じで判定結果が出ます。

また認知機能の状態はレーダーチャートでも確認できますよ!

そのほかにも様々なタスクがあります。

「高次脳機能バランサー for iPad」には国際標準の認知機能検査を素材にした29個のプログラムが収録されています。

レーダーチャートの結果を見ながら、得意な能力を伸ばしたり、苦手な課題を重点的にやっていくこともできますよ!
あとがき
「高次脳機能バランサー for iPad」はユーザーだけではなく、医療従事者の評価ツールとしても有用です。
目に見えにくい高次脳機能の変化を多角的に捉えたいときに役立ちますので、気になる方は是非お試しください!
「医療関係」のiPadアプリは以下の記事にもまとめていますので、あわせてどうぞ!